
株式会社BCNは、技術立国日本の次代を担う若い世代にものづくりの情熱を伝え、IT産業に一人でも多くの優秀な若者を迎えるために、2006年にBCN ITジュニア賞を創設しました。NPO法人 ITジュニア育成交流協会は、受賞者の推薦と表彰式の運営を担っています。第11回のBCN ITジュニア賞の表彰式は、1月29日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで盛大に開催されました。
今年は、5チーム、5個人、総勢27名が受賞。BCN AWARD 2016を受賞したわが国を代表するIT企業のトップの目の前で、当協会協賛企業の代表者から壇上で賞状・トロフィーを受け取りました。 受賞校・受賞者とプレゼンターを務めていただいた協会協賛企業の皆さまをご紹介します。
(ITジュニア育成交流協会 事務局)
松本工業高校、「若年者ものづくり競技大会」で連覇
長野県松本工業高等学校 渡邊 颯
第第10回若年者ものづくり競技大会 電子回路組立て 厚生労働大臣賞
(指導教員:電子工業科教諭 三澤 実)

食物アレルギーをもつ人向けの多言語対応外食支援アプリを小学生が開発
中馬 慎之祐(成蹊小学校)
U-22プログラミング・コンテスト 2015 経済産業大臣賞

一つのキーワードからネット上のさまざまな情報を得るキュレーションアプリ
清水 大輝(国立米子工業高等専門学校)
U-22プログラミング・コンテスト 2015 経済産業大臣賞

授業の音声を記録し、タグづけによって効率よく復習ができる学習支援アプリ
藤坂 祐史(筑波大学情報学群情報メディア創成学類)
U-22プログラミング・コンテスト 2015 経済産業大臣賞

スマートフォンをコントローラにする3D マルチシューティングゲーム
河原電子ビジネス専門学校 KBC射的屋
U-22プログラミング・コンテスト 2015 経済産業大臣賞

小学校での安全活動教育を支援するアンドロイド・タブレットのシステム
国立東京工業高等専門学校 「ホップ!ステップ!マップ!」制作チーム
第26回 全国高等専門学校プログラミングコンテスト 課題部門 文部科学大臣賞
(指導教員:情報工学科准教授 吉本 定伸)

小型船舶が安全に航海するためのスマートフォンによる海上運行支援システム
国立弓削商船高等専門学校 「Smart AIS」制作チーム
第26回 全国高等専門学校プログラミングコンテスト 自由部門 文部科学大臣賞
(指導教員:情報工学科教授 長尾 和彦)

一回戦から決勝戦まで圧倒的な強さで競技部門を制する
国立八戸工業高等専門学校
「プログラムが一晩でやってくれました」制作チーム
第26回 全国高等専門学校プログラミングコンテスト 競技部門 文部科学大臣賞
(指導教員:電気情報工学科講師 細川 靖)

高校生ものづくりコンテストは鶴崎工業高校が2年連続で制する
大分県立鶴崎工業高等学校 西田 悠真
第15回 高校生ものづくりコンテスト全国大会 電子回路組立 厚生労働大臣賞
(指導教員:電気科教諭 八川 博孝)

ネットワーク対戦型のゲーム競技、大接戦と大逆転で初優勝
山梨県立谷村工業高校 工学研究部 プログラミングコンテストチーム
第36回 全国高校生プログラミングコンテスト 優勝
(指導教員:電子工学科講師 卯月 英二)

BCN ITジュニア賞 ノミネート対象コンテスト
●若年者ものづくり競技大会 電子回路組立て部門
職業能力開発施設、工業高等学校など、若年者のものづくり技能に対する意識を高め、一人前の技能労働者に育成するために、技能習得の目標を付与し、技能を競う場を提供する。主催は中央職業能力開発協会(JAVADA)。
●U-22プログラミング・コンテスト
「個人」「団体」の2部門で、完成度の高いさまざまなジャンルのソフトウェア作品が集まる。一昨年から応募対象者をU-22(22歳以下)に拡大。実行委員会は事務局を一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)に置く。
●全国高等専門学校プログラミングコンテスト
「課題」「自由」「競技」の3部門で、全国の高等専門学校生が感性・創造力・技術力を競う。主催は一般社団法人全国高等専門学校連合会。昨年は長野市で開催され、日本の高専に加え、海外から5カ国7チームが参加した。
●高校生ものづくりコンテスト全国大会(ものコン)
ものづくりを学ぶ全国の高校生が、学習成果の発表の場として一堂に会し、技術・技能を競う。主催は公益社団法人全国工業高校学校長協会。今年は九州大会で、電子回路組立部門は大分市で開催した。
●全国高校生プログラミングコンテスト
主に工業高等学校の情報技術系学科の生徒たちが参加する伝統あるコンテスト。主催は全国情報技術教育研究会。近年は、ネットワーク対戦型のゲーム「CHaser」による競技で勝者を決定している。山梨県立谷村工業高校は初優勝だ。